平成20年4月11日に四国八十八箇所と別格二十箇所巡りをはじめ、5月30日に高野山へお礼参りをするまでの記録。


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(24~39)修行の道場

今日から菩提の道場。



今日から菩提の道場。

Originally uploaded by 88nakamuratakahiro


四国をまわりはじめて、いよいよ伊予の国に入りました。

と、おやじギャグ的な始まりをしましたが、今日はショックな出来事が二つもあったので頭が混乱しているのです・・・
まず一つは、朝から雨降りであったので完全防備をして宿を出たにもかかわらず、荷物を濡らしてしまったこと。
もう一つは、ケータイを落としたら画面が割れてしまったこと。
でも、不幸中の幸いというかなんと言うか、荷物は濡れてしまったけど、濡れて取り返しのつかないものは濡れなかったし、ケータイだって、画面にヒビが入ったけど機能的には問題なかったのでそのへんはラッキーだったと思うことにした。

とまぁ、ショックな出来事があった日ではあったが、楽しいこともあった一日であった。
今日は、観自在寺でお参りしたんだけど、ひょんな事からお寺の職員の方と仲良くなって、近くの温泉に連れていっていただいた。
やはり広〜いお風呂に入ると疲労もとれるってものであるし、お寺の方とお風呂でゆっくりお話しするって面白い経験もできたしよかった。
このお寺の方とは、最初はちょっと立ち話をしただけだったのに、いつの間にか一緒に温泉に行くことになるという不思議なご縁であった、こういう思いがけない人とのご縁ってのは大事にしたいなと思った。

写真は、本日の夕食。(ドライブインビーチ)
今日の夕食は海の幸がこれでもかっ!てくらいたくさん出てきて、親父さんも「88箇所の宿でうちがいちばんや!」ってご自慢の料理である、その土地でしか味わえないものがたくさん出てきてうれしい。

本日の行程
民宿嶋屋
↓25.5km
観自在寺
↓8km
ドライブインビーチ

合計33.5km

再会



再会

Originally uploaded by 88nakamuratakahiro


今日は久しぶりの人に二人もあってしまった。
一人は、神峯寺近くのドライブイン27に一緒に泊まった三重の方で、延光寺の手前の道を歩いてたら彼が車に乗って正面からやってきた。彼は、電車・バスを積極的に使うと言ってたので、オレなんかよりずっと先に行ってるかと思ってたら、最近はレンタカーを借りてドライブを楽しんでるとのこと。それにしても10日ぶりに面白い場所で出会ったものだ。

もう一人は、焼山寺登山あたりから、前になったり後ろになったりしてた千葉から来た方。
彼とは高知市で別れたので、1週間ほどぶりであろうか。
やはり、久しぶりに会う人とは話しがはずんで楽しい。

そういえば今朝は朝っぱらから面白いことがあった。
宿を出発して10分ほどしたら第1町人を発見したので挨拶をする。
オレ&町人「おはようございます!」
町人「ここからちょっと行ったら喫茶店があるよ。モーニングもやってるから朝食も出来るよ。」(いや、誰もそんなこと聞いてなんですが・・・)
オレ「えっ、今、宿を出てきたばかりなんですよ。」(朝食食べたばかりなんですが・・・)
町人「あそこの奥さん、いい人なんよ〜」(なんてマイペースな人なんだ・・・)
オレ「はぁ、じゃ行ってみます。」(これも何かの縁なのかな・・・)
ってな出来事があって、出発してから10分たらずで、寄り道することに決定してしまった。
なんとも不思議な出だしの一日であったが、結果的には素直にこの喫茶店に寄ってみてよかった。なかなか面白いお話しが聞けたし、お接待でお昼ご飯用のおむすびまでいただいてしまったし。感謝である。

その後は、宿毛の道の駅で地元のおじちゃんが話しかけてきたので、しばらく軽井沢などのお話しをしたり、延光寺で愛媛の方としばらくお話しして「愛媛の事ならなんでも聞いてくれ」って言っていただいて電話番号交換したし、なかなか充実した一日であった。

そういえば今日の宿は30代のお遍路さんがたくさん泊まっていて、久しぶりに同年代の人とたくさんお話しできてちょっとうれしかった。

写真は、高知でよく見掛ける木。
なんとなく南国ぽい気分がする。

本日の行程
花屋
↓36.3km
延光寺(39番札所)
↓0.3km
民宿嶋屋

合計36.6km

月山神社への道



月山神社への道

Originally uploaded by 88nakamuratakahiro


金剛福寺(38番札所)を打ち終えた遍路は、月山詣りを終えて延光寺(39番札所)を打つ。という不文律があると遍路の地図に書いてあったので、月山神社を経由して延光寺に行こうと思い立ち、今日は、月山神社への道を歩いた。

ちなみに、この不文律はもう一つあって「打ち戻って延光寺から篠山詣りする」というものもある。
つまり、金剛福寺から延光寺への道を「月山神社経由」か「打ち戻り」のどちらかを選ぶことができるのである。そして「打ち戻り」の方が歩く距離が20km程度短いので、現在はこちらを選ぶ人が圧倒的に多いようだ。
さてアマノジャクなオレは、月山神社に至る直前に山道を歩いたんだけど、山道に入ってすぐのところに「生きろ」って赤い字で書いてあって「ここは富士の樹海か?」と一瞬思ってしまった。
で、人間ってのは弱いもので、一度そう思っちゃうとこの山が気持ち悪くて気持ち悪くてしょうがない。
しかも、このルートをとる人はほとんどいないわけだから、まわりには誰もいやしないので、ホント泣きそうなくらいに心細いおもいをして山道を歩いてた。そしたら、写真のような札が遍路道のところどころにみえるようになってきた。どうやら近くの小学生が書いてくれたものらしい。
人間って、おかしなもので、時と場合によっては、こんな絵に元気をもらうこともあるんだよね。

写真は、月山神社に至る遍路道にぶらさがっていた札。
近所の小学生がクラスぐるみで書いてくれたようで、書いた人の氏名・学年が裏側に書いてあった。

本日の行程
民宿はやかわ
↓28.4km
月山神社
↓6.4km
花屋

合計34.8km

今日の寄り道は・・・



今日の寄り道は・・・

Originally uploaded by 88nakamuratakahiro


つか、今日は寄り道以前の問題で、宿を出る前に精算に行ったら宿の旦那さんに捕まって長話しをしてしまって、出発が遅れてしまって、さすがにあわててしまった。

そう言えば、昼食に寄った喫茶店のおばさんがいいこと言ってた。
簡単に要約しちゃえば「その時できる最善を尽くせ」ってな内容でどこでもよく聞く内容なんだけど、同じ内容のことでも言う人によって言葉の重みが全然違ってしまうんだよね。不思議なものだ。

話しは変わって、こんなことを言うとオカルトっぽく聞こえてしまうかも知れませんが、その土地の「気」ってものがあるのかなって、四国を歩いていて思うときがあります。
今日は、足摺岬のあたりを歩いたんだけど、この辺の山道を歩いた時って妙に足取りが軽かったんですよ。
逆に、疲れているわけでもないし、足が痛いわけでもないのに、急に足が出なくなる山道も過去に何ヵ所かありました。不思議なものです

あ、今日は不思議なことだらけだ。

写真は、土佐清水につながる山道。
ここは夕方の疲れている時間帯に歩いたのにもかかわらず、スイスイと歩くことができた。

本日の行程
星空
↓13.2km
金剛福寺(38番札所)
↓0.4km
白皇神社
↓13km
民宿はやかわ

合計26.6km

道草ばっかだな



道草ばっかだな

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今日は、歩く距離が若干多めの予定だったので朝から気合十分。
のはずであったのだが・・・いつもの、のんびりした癖が抜けず、顔見知りの兵庫から来た方との〜んびりと歩いて午前中を過ごしてしまった。
さすがに、このペースで歩き続けると遅くなりそうでヤバイなと思い、兵庫の方と別れてしばらくもくもくと歩くが、本日、唯一の目的地である眞念庵に寄ってお参りを済ませたあと、納経所のおばちゃんと長話しをしてしまった・・・
ここではお茶と小夏あとお菓子のお接待をいただいたが、ここでいただいた小夏は甘くて美味しかった。なんでも、作る場所の違いによって甘味も大分変わってくるそうだ。
眞念庵の納経は現在、近所の大塚さんという方がやってくださってるんだが、いつくるとも知れないお参りの人のために年中無休でやらないといけない役割なので大変そうだ。
さて、そんな長話しを終えて我に帰るとさすがに時間が不安になってきたので、足を早める。
のだが・・・
お昼ご飯がちょっと少なかったせいか、お腹が空いてきて、たこ焼き屋さんに寄り道をする。それにしても高知県はなぜかたこ焼き屋さんが多い気がする。
つか、ここでもまたまた長話しをしてしまいさらに慌てることになる。
さてそろそろ行こうかなと思ったら、お接待でムースをいただいた。四国の方の優しさには感謝である。

まぁ、そんな道草だらけの歩き遍路であるが、なかなか楽しい日々です。

写真は、黒潮町の海岸で行われているTシャツアート展。(砂浜美術館)
砂浜を美術館に見立てて1000枚ものTシャツを展示してあった。

本日の行程
民宿みやこ
↓22.8km
眞念庵
↓13.8km
星空

合計36.6km

今日は暑かった。



今日は暑かった。

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最近、ドラマチックな出来事が多かったせいか、今日は特にネタにできそうなことが思い付かない・・・

あ、そういえばお昼を食べ終わったころ長野から電話があって「もう帰ってきてもいいんじゃないですか?」と言われたけれど、こんなに楽しいことを道半ばでやめられません。

写真は熊井トンネル
明治38年に工事が完成した長さが90メートルのトンネル。たった90メートルのトンネルであるが、真っ暗闇の中を歩くのは正直、気持ちのよいものではない。
トンネル前の看板によると、完成当時「トンネルとうものは入り口は大きいが出口は小さいものじゃのう」といった人があるという。

今日の宿は部屋の壁がうすい。となりの部屋の女性は電話でもしているのだろうか?それとも面白いテレビやってるのか?いきなりひとりで大声で笑いだして、笑い声だけが響いてくるからちょびっと怖い。

本日の行程
岩本寺(37番札所)
↓30.9km
民宿みやこ

合計30.9km

一日30キロペースがちょうどよいようだ。



一日30キロペースがちょうどよいようだ。

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今日も道草を食った一日であった。

今日は峠越えがふたつあるのだが、二つ目の峠に入る前に休憩所があったので、荷物を下ろして休んでいると、逆打ち(反対回り)の人がやって来たので1時間ほどいろいろしゃべりながら情報交換をする。この方は3回目のお遍路だそうで、辺鄙な場所にあるお寺への道順などいろいろなことを教えて下さった。有り難いことである。

その後、本日二つ目の峠を越えてからホッとして歩いているとアイスクリン売りのおばちゃんがいたので、ひとつ購入。(このおばちゃんは盛りが多くてなんかうれしかった)
アイスをなめながら歩いていると遍路小屋があり少し休むことにする。
ここではさっき歩きながら少し話しをしたおばちゃんが二人休んでいたので、一緒に休みながら少し話したんだが、一人のかたは今日で一区切りで帰宅するとのことであるが、もう一人のかたは一日30kmを目安にしてるようで、オレと同じペースなのだがこの方御年なんと70代である。元気だなぁと関心してしまう。つか、この休憩の時、今後数日間の宿の予約をしたのだが、ひょんなことからこの方と今後数日間ご一緒することになりそうだ。
今日の予定はあと10キロ程度で余裕なので、おばちゃんたちが出発したあとも少しだらだらしてたら、今日何回か顔を合わせるおじさんがやって来たのでしばらく話す。結局この休憩所でも1時間ほど休んでしまった。

ようやく重たい腰をあげて、川沿いを歩いていると小学生が元気に水遊びをしていたので、まだまだ4月なのに元気だなぁと思いつつ眺めてると「食べてください!」と元気よくカラムーチョの袋を差し出される。
お遍路には「お接待を断らない」という不文律があるので、遠慮なくいただくことにして、暫し会話をする。「寒くないのかい?」とこちらが聞けば「どこからきたん?」「お遍路ってお金いくらかかるん?」「何日かかるん?」とお遍路に興味津々の様子なのでいろいろとこたえる。
その後「せっかくだから写真撮らしてよ。」と聞くと「いいよ!」と元気よく川に飛び込む写真を撮らせてもらい、写真の撮りあいっこしたり、女の子の手作りドーナツやクッキーをいただき、オレも持っていたマシュマロをあげたりして、遍路が終わったら、今日の写真を送る約束をして別れた。つか、別れ際に「これ持っていってください」ってお土産までもらってしまった。影野小学校6年のみんなありがとう!

今日もいろんな人たちとお話しできてとても楽しい一日であった。
やはり、いろんな人と話しながら進むには30km/日くらいがオレにはちょうどよいようです。

写真は元気よく川に飛び込む小学生。
携帯のカメラは決定的瞬間を撮るのが難しく、オレが携帯で撮った写真は飛び込む前か後だったのに、小学生が撮ったらこんなにいいシーンが撮れた。オレももっと写真の腕を磨かなくては・・・

本日の行程
安和乃里
↓29.2km
岩本寺

合計29.2km

先輩お遍路さんにお接待していただいた。



先輩お遍路さんにお接待していただいた。

Originally uploaded by 88nakamuratakahiro


今日はいろいろあって、10時頃にはお昼ご飯を食べて、15時ちょっと過ぎには宿に到着して、16時前にはお風呂に入って、17時前の今すでにくつろいでおります。

なんていうか、お遍路をやっているといろいろと面白い出会いなどがあり、その出会いにより生じる出来事に抗うことなく流されてみると、さらに面白いことがあったりなんかします。

今日は「みっちゃん民宿」をスタートして、別格5番札所の大善寺(須崎市)を目指して進んだんだけど、そういえば、焼山寺越えのときに一緒になったおじさんが須崎市の方で「須崎に来たら電話して」って電話番号を渡してくれたなぁ、と思い出して、須崎の遍路小屋で電話してみた。
すると「これからそっちに行くから」ってことで、待ち合わせをして、おじさん行きつけのお店に連れていってもらって、なんとご自分で釣ってきた鰹を使って、たたきと刺身に料理してもらって食べさせてくださった。
高知の鰹はうまいが、この鰹のたたきはまた格別な味がした。
そして、鰹を食べながら焼山寺で別れてからのお互いの出来事などを話し合い、そういえば今晩はどうするんだ?ってな話しになり、まだ決めてません。って言うと、おすすめの宿を予約してくださったりと、とてもお世話になった。

その後、しばらく一緒に話しながら歩いたんだけど「四国でなにかあったら、なんでもいいから俺に相談するんだぞ。」とまで言っていただいて、ホントにうれしかった。
そして、大善寺の門前で握手して別れた。

今日はお遍路をやった先輩からおおいに励ましていただいた1日であった。オレもいつの日かこうやって誰かを励ますことのできる男になりたいものだ。

写真は、今日の宿「安和乃里」に到着したときいただいた抹茶とお菓子。心が和みます。

本日の行程
みっちゃん民宿
↓18.6km
大善寺
↓4km
安和乃里

合計22.6km

伊勢海老♪



伊勢海老♪

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昨日までとはうって変わって、今日は一人でモクモクと歩いた。昨日までの数日間はかなりの時間を誰かと一緒にいたので久しぶりの一人だったが、誰かといるってのに慣れてしまうと一人で歩くのはちと寂しい気がした。

今日の宿は「みっちゃん民宿」
ここは、池ノ浦という漁港にある民宿なのだが、なんと夕飯に伊勢海老が出た!!!

写真は今晩の食事に出た伊勢海老。
刺身・鍋・雑炊。と伊勢海老のフルコース。ヒトってカニを食べるときは無口になるものだが、伊勢海老を食べるときも無口になるようで、宿泊客4人みんな無口で食べてた。

本日の行程
白石屋旅館
↓3.3km
清滝寺(35番札所)
↓13.9km
青龍寺(36番札所)
↓8.1km
みっちゃん民宿

合計25.3km

予定は未定



予定は未定

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とはよく言ったもので、今日は30キロちょっとしか歩いていないんだけど、想定外の出来事が多発して予定が狂いまくり状態で、なぜか以前40キロ超を歩いたときよりも時間が余計にかかってしまった。
って言うか、途中で油を売る時間が長すぎるだけかもしれないけれど・・・

今日、半日くらい一緒に行動したおばちゃんにも言われてしまったが、なんかオレって長話しする人に捕まりやすい体質のようです。
でも、いろんな人とお話しするのは楽しいし、ためになるときもあるので、またイレギュラーな出来事があってもいいように、明日はもう少し余裕を持った日程にしよう。
とは言っても、その日にどんな人と出会うのかなんてわからないから予定のたてようもないんだけどね。

そういえば、オレの予定が狂うたびに顔見知りの人が今日の予定地までたどり着くことができるのか心配してくださるのだが、そのたびに「ま、なんとかなりますよ。」なんて言ってると、そのたびに、うらやましい性格だと言われて、なんだかうれしいような、はずかしいような。

でも、なんとかするために時速6キロで2時間も歩くのは辛かった・・・
さて、明日に疲れを残さぬように早く寝よう。

写真は高知県営フェリー。
このフェリーは県道の扱いとなるので無料である。

そういえば、第2回は見逃してしまったがNHKのトップセールスというドラマが面白い。

本日の行程
ビジネスホテル白天光
↓5km
竹林寺(31番札所)
↓5.7km
禅師峰寺(32番札所)
↓7.5km
雪蹊寺(33番札所)
↓6.3km
種間寺(34番札所)
↓6.6km
白石屋旅館

合計31.1km

はりまや橋は噂通りちっちゃかった。



はりまや橋は噂通りちっちゃかった。

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今日はほとんど1日、京都から来たご夫婦と一緒に歩いた。

そういえば、歩き遍路をしているといろいろな遍路の人と知り合い(顔見知り)になる。
同じ宿に泊まったり、お寺で何度も顔をあわせたり、休憩所で行き合ったり。
そして、徐々に話しをするようになったり、一緒に歩いたりするようになる。
お遍路に来る人は若い人が増えたとはいえ、やはり年輩の方のほうが多く感じる。オレが実際にお話しをしたのは上は70代から下は20代の方であるが、みなさん足が痛いとかマメができて困るとかおっしゃるが元気である。
70代の方が平気で1日30キロ以上も歩いている姿をみると、人間の限界ってのは、年齢が決めるんじゃなくて、自分の気持ちが決めるんだなってつくづく思った。

写真は(土佐)国分寺の庭。
ここはとってもきれいな庭で癒された。

本日の行程
国民宿舎海風荘
↓9.5km
大日寺(28番札所)
↓7.5km
国分寺(29番札所)
↓6.9km
善楽寺(30番札所)
↓1km
車のお接待

ビジネスホテル白天光

合計24.9km

三者三様



三者三様

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今朝は、なんとなくうれしい出来事があった。
宿を出て少し歩いたとき、小学生の男の子1人と女の子2人のグループと出会ったんだけど、最初女の子がちょっと恥ずかしそうに「おはようございます」ってあいさつしてくれた。一人で歩いていると、道で出会った人と挨拶をかわすだけで元気をもらえるものです。
その時は、オレも挨拶を返して追い抜いて行ったんだけど、その後しばらくしてから雨が完全にやんだようだったので、道のはしっこでカッパを脱いで荷物の整理をしていたら彼らがオレに追い付いてきて、今度は男の子が「どうしたん?財布なくしたん?」って心配して声を掛けてくれた。なんて優しい子なんだ!!
その後は小学生3人と学校までの道のりを「どこからきたん?」「長野だよ、長野って知ってる?」「お父さんのお兄さんが九州にいてね、その弟が・・・」(お兄さんの弟ってお父さんか?)みたいな会話を交わして別れたが、たまには小学生と話すのも楽しいかもしれない。たまに何言ってるのか分からないときがあるけど。

話しは変わって、昨日泊まったドライブイン27という宿は、料理は盛りだくさんだったし、おばちゃんが世話好きな方でいろいろ良くしていただいたし、洗濯機は無料であった(遍路にはこれがありがたい)し、値段も安かったし。かなりポイントの高い宿であった。

って、書きたいことは宿のことではなくて、昨晩この宿に泊まった人は3人だったんだけど。
・三重から来た、長距離は無理せず電車・バスなどの公共交通機関を積極的に使う方。
・3度目の遍路で1日に4〜50キロも歩く倉敷から来た方。
・公共交通機関など乗り物は一切使わないけど、ペースは気分次第なオレ。

という感じで、みんなのタイプが別れていて、面白いなと思った。いままで宿でいろんな人にあったけど、オレのようなタイプのまわりかたをする人が多いように感じたのでなんか新鮮だった。
遍路には決められたカタチはなくて、まわる本人が納得できるようにまわること。これが一番大事なんだなぁと、あらためて思った夜だった。

さて今日は、足がちょっと痛かったし、天気も不安だったので、あまり歩かなくてすむように宿の予定をたててあったので、努めてゆっくりと歩くような一日であった。
普段は、2時間程度一気に歩いて、ちょっと休憩して、また歩いて、ってな感じだったんだけど、今日は休憩できるような場所があったら30分程度しか歩いてなくても足を止めて一休みしてみたり、普段よりちょっとゆっくり歩いてみたり。
そうすると不思議なもので、声を掛けていただいたりすることが増えた気がした。
同じお遍路さん同士であったり、わざわざ車を止めてお接待をしてくださる方がいらっしゃったり、道端にいる地元の方であったり。

遍路にはいろんなまわりかたがあるんだよなぁ〜って思ったちょうど次の日に、このような発見があるというのもジャストタイミングな気がしたので、明日も少しスピードをゆるめてのんびりと歩いてみよう。

写真:少し荒れている高知の海。
「東映」の波がバーンっていうような迫力のある写真を撮りたかったけどムリでした。

本日の行程
ドライブイン27
↓15.7km
八流山極楽寺
↓9.4km
国民宿舎海風荘

合計25.1km

追い越してもうた。



追い越してもうた。

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今日は真っ縦とおそれられている神峰寺に行ってきた。
たしかにきつい坂道であったが、時間にして1時間ちょっとの上り坂。徳島県で焼山寺や鶴林寺・太龍寺を乗り越えて来たのを思い出せばなんともない山道でした。
つか、オレいつのまにかNHKの「てくてく」を追い越してしまったらしい。途中でいろいろな情報が入ってきてたので、いつ会えるのかなぁって気にしてたからなんか悲しい。

そういえば、昨日も今日も、宿のおばちゃんが話し好きでいろんな話しをしてくれたんだけど、こういう生きた情報ってのはとても楽しい。
曰く、うちは○○番の檀家なんだけど、あそこの住職は喧嘩っぱやくて、すぐ胸ぐらつかんで喧嘩するから、檀家やめる家が多発してる。とか、神峰神社にお参りしたから三菱財閥があって、岩崎は神峰神社を大事にしてるんだぞ。とか、高知のよさこいは誰が踊りに参加してもいいんだとか。いろいろ。
さて、明日は誰からどんな面白い話しが聞けるかな。

写真は今日の晩飯。
噂によると高知の晩飯はいつも鰹のたたきが出てくるので飽きると聞いたのだけど、今日が高知の宿で食べるはじめての晩飯なので、普通に美味しくいただいた。

今日の行程
民宿ホワード
↓19km
ドライブイン27
↓3.5km
神峯寺
↓3.5km
ドライブイン27

合計26km

今空海



今空海

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写真は御厨人窟(みくろど)の中から外を見たようす。
御厨人窟の納経所のおばちゃんとしばしとりとめのないはなしをしたのだが、なかなか面白いはなしが聞けた。
若かりし頃の弘法大師さまはこの空と海しか中から見えない洞窟のなかで修行し、悟りを得たというのだが、なんと今の時代にもこの辺りで修行をしているお坊さんがいるという。
その方は、ここで修行するのが今回が2度目だそうだが、雨の日も風の日も海辺の岩に座って1日中お経を唱える行を100日間行うそうだ。
なんでも前回のときは、台風が来たとき大波にさらわれて海に落ちたこともあるらしい。
さすがにその時は地元の人も慌てたらしいが、しばらくしたら自力で這い上がってきて、平然と修行を続けていたそうだ。
なんとも人騒がせであるが、そこまでの境地に行けるってすごいとも思う。

昨日無理をしたせいで足が痛い。明日は真っ縦と異名をとる神峰寺である。体調を整えておかねば。
そういえば最御崎寺まえのアイスクリン売りのおじちゃんが、この調子だとNHKのてくてくに、明日神峰寺で会えるよって言ってたなぁ。
遍路でまわってるといろいろな方がてくてくの情報をくれるので、気になって気になって仕方がない。果たして明日会えるだろうか。
さて、今日は足が痛いしテレビもないし早く寝よう。

本日の行程
民宿徳増
↓10.2km
御厨人窟
↓0.5km
最御崎寺(24番札所)
↓6.5km
津照寺(25番札所)
↓3.8km
金剛頂寺(26番札所)
↓5km
民宿ホワード

合計26km

いざ、修行の道場。



いざ、修行の道場。

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昨日の宿であった鯖大師では、朝のお勤めで護摩祈祷もやってとてもいい雰囲気であった。

さて、今日は徳島県から高知県に入ったんだが、23番札所の薬王寺から24番札所の最御崎寺の間は74.4kmもあるので、今日はひたすら歩くのみであった。でも、ひたすら歩いてもまだまだ次のお寺にはたどり着かないのが悲しい。

ただ、今日は札所には行かなかったけど、遍路道を歩いているとよく見掛ける「東洋大師」さんに寄って納経してきた。
オレがついたときお寺は留守であったが、ちょうど昼時であったので境内で他の参拝客の方としゃべりながらお昼をとっていると、ご住職が犬をつれて帰ってきたので、ご住職としばしお話しをする。
それにしてもこの犬が人懐っこいんだ。つか、オレのお昼がとっても気になるようだ。で、あまりにも愛想を振りまくものだから、食パンをちょっとあげると美味しそうに食べていた。その後、食後のフルーツで先程いただいた小夏の皮をむいていると、これも食べたそうにしているから、一切れあげてみたが、こちらは犬の口には合わないようであった。その後、そういえばお煎餅もあったなと思い、食べようとすると、またまた欲しそうな顔をして見つめてくる犬。ためしにひとかけらあげてみると、これもまたお口にあわないようで一口たべてやめちゃった・・・お前、だったらそんなに欲しそうな顔をするなよ。と言いたくなったりして。

今日も2ヶ所でお接待をしていただいた。ひとつはふくながという喫茶店で、コーヒーとトーストをごちそうになった。遍路をやっているときのコーヒーのなんとうまいことか。
もうひとつは、みかんを売っているおばちゃんふたりから二種類のみかんをもらったのだが、そのうちの「小夏」というみかんがちょっと変わっていて、リンゴのようにナイフで皮をむいて食べる。皮の内側のしろいふかふかしたところも美味しいのである。この小夏はちょっとすっぱくて、疲れたときに最適であった。
そういえば最近、お接待をしていただいたときにすっと納札を出せるようになったんだが、この納札って自分の出身地を書いてあるから、はなしのタネになって便利だなって思った。

本日の行程
鯖大師
↓22.1km
東洋大師
↓13.4km
佛海庵
↓7.6km
民宿徳増

合計43.1km